今でも君を探してる。
でも…綾子は気付いていた。
「…無理してんのバレバレ。何年友達やってると思ってんの!!」
と腕を組みながら私に言った。
あぁ…やっぱり…
「綾子には敵わないや…私さ…」
今の私の気持ちを綾子に言おうとしたけど…言葉を詰まらせた私に、
「続けて…?」
そう言って私の背中を優しく擦りながら綾子は微笑んだ。
私は軽く頷いて言った。
「…私さ……最近、雅也を遠くに感じるんだよね…」
言った瞬間…涙が出そうだった。