今でも君を探してる。
もちろん雅也も見ていた訳で…鋭い視線が向けられていたが私は気づかぬ振りをした。
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しばらくして着いたのは屋上だった。
この時間帯は絶対誰もいない。
私は清々しいほど爽快な青空に向かって伸びをした。
すると…
「麗菜、話せる?なんか溜め込んでるでしょ?」
と心配そうな顔をして綾子がそう言った。
なので私は
「うん…長くなるんだけど……」
と言って今までの事を全て話した。
私が話している間、綾子は何度も相づちを打って私の頭を撫でてくれていた。