今でも君を探してる。







さすがに私も雅也のことをどうでもいいなんて思ったことはない。


「雅也待って!!」


私はそう言って雅也の手を掴んだ。


「私、雅也をどうでもいいなんて思ったことない!さっきはごめん!」



私がそう言うと
雅也はゆっくり振り返った。


その顔はさっきの冷めたような顔ではなくいつも優しい笑顔だった。


「良かった♪麗菜、好きだよ」


「な、何!?いきなり…
 雅也キザい!」


私がそう言うと
雅也は私の手を握ってきた。
だから私も雅也の手を握り返した。


そしてまた2人で新しい高校生活のスタートラインから歩き出した。







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