あの時流した涙


その時、ケータイの着信音が鳴った。




「誰かな」



ハンバーグ作りを途中で中断して、ケータイを開く。








煜.......。







でも、恐る恐る出る。


「もしもし」


『あ、奈悉?あのね、、お食事会中止~』

「はぁ?何それ」

『母さんが寝込んじゃったの。だから、言っといて。ごめんね~」』

「えっちょっ」

プーップーップーッ



一方的にかけて一方的に切って。


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