あの時流した涙


「奈悉、帰るよ」


またコクリと頷いた。



私は高城龍って奴を忘れてるの?


あーダメだ。

思い出そうとすると頭が痛くなる。


「でも、あの高城って奴意外とカッコいいね」



ニコニコしながら言うと、璃子にお説教された。

「はあ?あんたねー、まだこりな「はいはい。終わり~」



説教の途中で煜に割り込みされた。


「ふーッ!もうちょっとでガチギレされそうだった」


煜、好き。



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