恋の授業





「ごめん、優利。
 忙しいから後でメールする!」



『ちょ、愛ちゃ』





そう言って、わたしは携帯を閉じた。




「先生、なんでもないですから!」



「そうですか、ならいいですけど・・・。」



「・・・あーー!!
 先生、わたしの鞄もってきてください!」



「はい?」



「いいから、持ってきてください!」




数分後。




「鞄を置いておきますね。」



「はーい!」



「じゃあ、ごゆっくり。」





先生が居なくなったのを確認してから、わたしは脱衣所に置いてある鞄を開け、中から下着を取り出した。

今日、優利の家に泊まるために入れておいたのを忘れていた。

優利に対する言い訳を考えながら、脱衣所をでた。




「・・・でてきましたか。
 わたしも入るので、先に寝ていてください。」



「?
 どこでですか?」




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