恋の授業




優利と別れ、学校に入った。


すると、玄関の前で待ち構えている人がいた。





「あの・・・ 
 家入先生、遅れてすいませんでした!」




その人物は、体育の教師であり女子バスケの顧問である家入修二。


一言で言えばオレ様。


まぁ、あれだ。若さにぶいぶい言わせている高校の名物だ。

・・・が、生徒には人気がありファンクラブなんかがあったりする。



その先生がとびっきりのサイコーの笑顔で




「はやく準備!!!」




と、叫んでいた。




「はーい!」




そう言ってわたしは急いで更衣室に向かった。

体育館に行ってみるとまだ試合ははじまっていなかった。

わたしは急いでベンチに向かった。




「セーフ。」



すると、家入先生がこっちに向かってきた。



「今日、少し遅かったな。
 なにかあったのか?」



「あー・・・
 えーっとー・・・。
 ね、寝坊です。」



「ふーん・・・
 そうか・・・
 本当か??」



「本当ですよ!!」




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