恋の授業



娘が苦しんでいるのになんだこの親は・・・。


と、思いつつも電話にでた。

・・・学校?
なんか、あったっけ?




「もしもーし。」



『もしもし?』



「あ、平先生ですか?」



『そうだ。』



わぁー、最悪だ。

なんで、おきてすぐに不機嫌オーラの担任の声を聞かなきゃいけないんだよ。

寝かせろよ。



『はっ、すまなかったな。俺で。』



そう思うなら、電話きろよ。今すぐに。

てか、謝ってねーだろ。

心から謝れよ。

なんだよ、棒読みって。




『・・・お前、低血圧か?』



悪ぃーか。



「て、心の中読まないでくださいよ!」



『さっきから、全部声に出てたぞ。
 ・・・どうやらお前は、内申点を下げられたいらしいなぁ~?』


「そ、そんなことないですよ!
 あ、今日どうしたんですか?!」



.
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