恋の授業




「居残りだよー。OK?」



「NО!!!」



「ダメだよ。
 18日で良い?」


「あー、無理っス。
 て、いうことでこの話は無かったことで・・・。」




そのまま逃げようとするわたし。

しかし、それはかなわなかった。



「じゃあ、何日ならOK?
 わたしの家で勉強会しよう。」



「え?!」



「逃げようとした罪だよ。
 ちなみにOKしないと・・・。
 どうなるか、わかるよね?」



そういって田村先生は、ウインクした。



「あ、ははは、はは・・・。」



そう言ったとたん、昔の苦い記憶がよみがえる。



一年生のころ居残りをサボったわたしに待ち受けていたのは、

ニコニコ顔の先生と、机からあふれ床にも積みあがっている課題だった。




「19日の放課後は?
 どう?」





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