恋の授業




「あー、暗い!
 空が暗い!!」




最悪だ。

部活全然出れなかった・・・。

外は暗いし。

・・・なんかでそうだし。




「うーーー。」




そんなわたしの横を一台の車が通っ・・・。




らなかった。





「何をしてるんですか?」



菅原先生だった。




「すいません。今帰ります。」



「・・・。送りますよ。」



「え?」



「もう、暗いですから。
 乗ってください。
 それに、半分はわたしのせいですし。」



「良いんですか?」



「はい。」



「本当に?」



「・・・しつこいですね。
 置いていきますよ。」



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