思いは届く
相変わらず、私は佑介君に惚れていくのに、佑介君は何も言わない。

『好きじゃない』っていうのが、『好きになれなかった』になる時になるのが怖い。

でも、それでも私は佑介君が好きだから・・・。



「美優、春休みどっか出かけよ?」

「うん!」

「日にちとかはどうする?」

「うーん・・・。部活の練習とかがあるから、ない日がいいな。できれば、一日」

「一日かー。じゃあ、今度空いてる日書き出しといて」

「わかったー。・・・どこ行く?」

「まあ、その辺は、その時考えよっか」

「うん。・・・楽しみだなー・・・」

「・・・俺もー」

えっ・・・。

めっちゃ嬉しい!

私と同じ気持ちでいてくれてる。

ちょっと期待してもいいですか?

「・・・いいよ」

えっ・・・!!!

佑介君の方を見ると、・・・少し顔を赤らめながら笑っていた。


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