思いは届く
私は、佑介君の隣の席の澪ちゃんと話してみたかったのもあって、よく話すようになった。

「澪ちゃん。私のこと呼び捨てでいいからね」

よくある友達同士の会話だ。

「うん。わかった。じゃあ、私のことも澪って呼んでね」

「うん。・・・慣れないねぇ~」

「そのうち慣れるよ。美優」

「うん。そうだね、澪」

だけど、そんなうまくいくわけがなくて・・・。

気づくと、澪ちゃんって呼んじゃってるんだよね・・・。

「お前らまだまだだね。俺なんてすぐに言えるよ。美優。澪。」

このとき、ドキッってなったのを今も覚えてる。

このときくらいかなぁ・・・。

はまっていったのは・・・。




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