可愛いなんて大嫌い
「何ここー? なんでこんなお店に入ったの?」
「あれ見てみろ」
みーちゃんが商品であるコスプレ衣装の影から葵達を指差す。
「葵ちゃんだー。あの隣のイケメンは彼氏?」
「あれが彼氏に見えるのか!? あれはちょっとした事情でデートしてやってる相手だ」
葵の表情はどこからどう見てもひきつっており、笑顔が不気味である。
帰りたいオーラが体中から出まくっていた。
「今日はこれを葵に着てもらいたいんだ」
そう言いながら雨宮太郎はどこからか黒いメイド服を出してきた。
「お前まさか、葵にこれを着させるためにここまで来たとか言うんじゃないだろうな!」
「よくわかったな。その通りだよ。さあ着てくれ! このメイド服を見た瞬間から、絶対葵に着てもらおうと思っていたんだ」
「ふざけるなっ!! 誰がこんなの着るか!」
「絶対似合うと思うんだ! 着てくれ」
みーちゃん達を見つけた葵は、目で助けを求めたが、
「き・ろ!」
と、一言口パクで返された。
「あれ見てみろ」
みーちゃんが商品であるコスプレ衣装の影から葵達を指差す。
「葵ちゃんだー。あの隣のイケメンは彼氏?」
「あれが彼氏に見えるのか!? あれはちょっとした事情でデートしてやってる相手だ」
葵の表情はどこからどう見てもひきつっており、笑顔が不気味である。
帰りたいオーラが体中から出まくっていた。
「今日はこれを葵に着てもらいたいんだ」
そう言いながら雨宮太郎はどこからか黒いメイド服を出してきた。
「お前まさか、葵にこれを着させるためにここまで来たとか言うんじゃないだろうな!」
「よくわかったな。その通りだよ。さあ着てくれ! このメイド服を見た瞬間から、絶対葵に着てもらおうと思っていたんだ」
「ふざけるなっ!! 誰がこんなの着るか!」
「絶対似合うと思うんだ! 着てくれ」
みーちゃん達を見つけた葵は、目で助けを求めたが、
「き・ろ!」
と、一言口パクで返された。