可愛いなんて大嫌い
そんな危機的状況に陥っている葵を心配しつつも、矢神はどうしたらいいものかと悩んでいた。
後ろではみーちゃんに小声で「さっさと行け! 早くしやがれ!」と急かされる。
矢神はその辺にコスプレ衣装と一緒ににあった等身大の美少女フィギュアの顔だけを手に取り、雨宮太郎の顔面にくっつけた。
「ちょっ……!! ふぁ゛あっ! ……ん゛ーッ!!」
目の前に現れた美少女フィギュアの顔にびっくりした葵は、変な声を漏らしたが、すぐさま矢神に口を押さえられた。
この変態野郎は目をつむっているめ、キスの相手が葵であると確信している。
雨宮太郎が美少女フィギュアとのキスを堪能している隙に、矢神は葵の手を引いてコスプレショップから逃げ出した。
「……ぷはあっ!! 何故お前がここにいる!?」
「いや、あの、高橋さんに……」
「みーちゃんの仕業か! そんな事より手を放せ!!」
「あっ、ごめん」
助けてもらっくせに恩知らずな奴である。
後ろではみーちゃんに小声で「さっさと行け! 早くしやがれ!」と急かされる。
矢神はその辺にコスプレ衣装と一緒ににあった等身大の美少女フィギュアの顔だけを手に取り、雨宮太郎の顔面にくっつけた。
「ちょっ……!! ふぁ゛あっ! ……ん゛ーッ!!」
目の前に現れた美少女フィギュアの顔にびっくりした葵は、変な声を漏らしたが、すぐさま矢神に口を押さえられた。
この変態野郎は目をつむっているめ、キスの相手が葵であると確信している。
雨宮太郎が美少女フィギュアとのキスを堪能している隙に、矢神は葵の手を引いてコスプレショップから逃げ出した。
「……ぷはあっ!! 何故お前がここにいる!?」
「いや、あの、高橋さんに……」
「みーちゃんの仕業か! そんな事より手を放せ!!」
「あっ、ごめん」
助けてもらっくせに恩知らずな奴である。