可愛いなんて大嫌い
本人を目の前にしても言いたい事をちゅうちょなくズバズバ言ってくる。
見た目はお嬢様なのに、性格は葵と大して変わらないようだ。
「葵は料理得意だぞ? うちはマミーがいないから葵が家事全般やっているのだ。だが、どうしてもお菓子を作ると失敗してな……だから葵は料理部に入ってお菓子を作れるようになるのだ!」
目標がある事は素晴らしいと梨加は思ったが、本当かしら? と疑いたくなる部分もある。
どこからどう見ても葵が料理を作れるなんて到底思えない。
悪いがこれには茉子も同感であった。
「お前等は何故料理部に入るのだ?」
階段を降りながら葵は横にいる二人を見た。
「私はもちろん好きな人にあげるためよ!」
「私はその梨加ちゃんにつられただけー」
茉子はともかく、梨加の入部理由は葵の脳内をピキッと鳴らす。
見た目はお嬢様なのに、性格は葵と大して変わらないようだ。
「葵は料理得意だぞ? うちはマミーがいないから葵が家事全般やっているのだ。だが、どうしてもお菓子を作ると失敗してな……だから葵は料理部に入ってお菓子を作れるようになるのだ!」
目標がある事は素晴らしいと梨加は思ったが、本当かしら? と疑いたくなる部分もある。
どこからどう見ても葵が料理を作れるなんて到底思えない。
悪いがこれには茉子も同感であった。
「お前等は何故料理部に入るのだ?」
階段を降りながら葵は横にいる二人を見た。
「私はもちろん好きな人にあげるためよ!」
「私はその梨加ちゃんにつられただけー」
茉子はともかく、梨加の入部理由は葵の脳内をピキッと鳴らす。