I love youが言えなくて



「ん」

自分もヘルメットをかぶりながら、真っ黒のバイクにまたがる翼。


後ろを叩いて、乗れという仕草をする。



「お願いしまーす」


ショーパンをはいてきてよかったと思いながら、バイクにまたがる。





「行くぞ」

「はぃっ」



深夜1時。


こんな時間に似合わない元気な返事をして、2人を乗せたバイクゎ進み始めた。





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