I love youが言えなくて
「お似合いです!!」
口をそろえて言うお姉さん達。
なんなんだ、もぅ。
「かゎぃぃじゃん」
振り返ると笑顔の龍がいた。
「いゃ、はいる時ぐらぃノックしてょ」
「いぃじゃん見るもんなぃし」
「あるゎょっ!って何言わせてんのょっ!」
そぅ言って肩パンしょぅとすると、長いドレスの裾に足が絡まって
「暴れないでくださぃお嬢様」
皮肉たっぷりの笑みを浮かべた龍に倒れこんでしまった。
ぃゃ、正確にいうと
龍が受け止めてくれたのか。