最後の恋…。〜愛するあなたへ〜
三章

デート!?




 私は薬を飲んで外にでた。


「よし!!…こんなものかな?」


 新しく買った服を着て鏡の前に立つ。


 ちょっと変かなぁ?


 そんな事を考えながら待ち合わせの前にきていた。

 今日は土曜日。

 とてもいい天気でデート日和だった。

 周りを見ているとカップルだらけ。


 なんだか見ているこっちが恥ずかしくなっちゃう。


 そんな事を考えていると高杉先輩が走ってこっちに向かってくるのが分かった。


 わぁ!!私服カッコイイっ!!ドキドキする…。


 思わず見とれていると先輩が話しかけてきた。


「…おはようございます。なにか変ですか?」

「あ、おはよう。変じゃないですよ?…カッコイイだけで…」

「…ありがとうございます。麻璃華さんも可愛いですよ」


 笑顔でいわれるとこっちがドキドキしちゃうよぉ〜。

 でも、可愛いって言われたのは嬉しかったなぁ。


 なんで私たちがデートしてるのかというと…?

 今から三日前の事…―。



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