最後の恋…。〜愛するあなたへ〜
「…うわぁ!花火だぁ!!きれーいっ!!」
「綺麗ですね!」
「おーい!麻璃華っ!!」
「陽菜っ!!花火には間に合ったんだね!!よかったぁ♪」
「うんっ。麻璃華浴衣似合ってるね!」
「ありがとう。陽菜も似合ってるよ!」
女子たちで盛り上がっている所を先輩は見ていて微笑んでいた。
なんだか夢のように感じられた。
これが最後になるかもしれないなんて嫌っ!!
「先輩っ…!!…助けてっ…!!」
私は初めて先輩に助けを求めた。
そんな私をみていた先輩はビックリしていた。
「どうしたんですか!?…具合が悪いんですか!?」
「…私、今日みんなに会えて…よか…っ…た…」
そこから意識が途絶えた。