岬くんの所有物







でも、ここでごめんなさいって言う私じゃあないんですよ


「知らないもん。関係ないもん」

「お前は俺の物なんだよ。所有物。わかる?」

「わかんない」

「黙れ。お前が何て言おうが俺の物なんだよ」

「私は物じゃないもん!」

「あっそ。だから?」



だ、だから?ですと??
もう言い返す言葉もありませんよ…




「痛っ!」

ぎゅっと掴まれた肩
自分でも体がびくっとはねたのがわかる


「離してよ!」

「俺のなんだからなにしたって良いだろ?」


そう言って私の頬をつねる


「いひゃいいひゃい!!やええ!」


ブーブーっと携帯がまた鳴った


「少しは静かにできねーの?」

と、携帯ではなく私に向けて話す岬くん


私自身静かなんだけどなあ





< 34 / 34 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

こんぺいとう
uuasu/著

総文字数/7,983

恋愛(純愛)35ページ

表紙を見る
俺様注意報
uuasu/著

総文字数/4,373

恋愛(ラブコメ)21ページ

表紙を見る
小動物の彼女【短編】
uuasu/著

総文字数/3,702

恋愛(ラブコメ)37ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop