あなたを好きになれたから 
「それより、あの日、応接室はちゃんと見つかった?」

なんて
また
やんわりと微笑んでくれた…


「あ、はい!ちゃんとみつかりました!あの時は、倒れた私を起こしてくれたのに、ちゃんとしたお礼も言わなくて失礼しました。」
そう言って、頭を下げた。

言えた…

あの時
ちゃんと言わなくちゃいけなかったんだけど

ようやく言えて
ほっとした…


相変わらず
美奈ちゃんと須田先輩は キョトンとした顔をしてる。


「てか、亜子さん~どなたですか~?」


なんて
いつも 亜子さん なんて呼ばないくせに!
美奈ちゃんが、ニヤニヤした感じで聞いてくる!


「何か、何だかなぁ~」


なんて
須田先輩も 変なこと言ってる。。


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