あなたを好きになれたから 
「あ、こちらは。。」

私は、須田先輩の方をみて、美奈ちゃんに須田先輩は中学の時のバレー部の先輩だと説明した。


美奈ちゃんは、私とは会社の同僚だと説明したあとで、

「亜子の中学の先輩なんですか!!中学の頃の亜子もいろんなドジたくさんしたんでしょ!?」

なんて、笑いながら須田先輩に話しかける。


もぅ~
美奈さん!!
失礼なんですけど!!


私がちょっと
怒ったフリをすると
先輩は、笑いながら


「あはは!思いだしたよ!そうそう!いつも走ってばっかだったし、よく転けてたよ!大事な物は、ギュウッと握りしめて、気づくとクシャクシャになってて、対戦チームの名前とかホントクシャクシャしすぎて読めなかったなぁ~」


美奈ちゃんは、
変わってないーー
なんて言いながら、
笑って頷いてる。。。


須田先輩たら、
余計なことを!

いつか、須田先輩が先生に怒られたこと
暴露してやるんだから!!
決意をして
須田先輩をみると
また
やさしい微笑みで、私たちを見てる
あの人がいた。


てか
須田先輩の隣の人は
なんて、名前なんだろ~
< 11 / 307 >

この作品をシェア

pagetop