あなたを好きになれたから 
「今度は、ご飯食べに行こうね!須田も誘って!」


フワリと
優しく笑いながら言う江藤さんに、見惚れてしまいそうになりながら


「はい!今度はぜひご一緒させてください。」


頑張って、言えた。



だけど、
このやり取りを
少し遠目から
切なそうに見つめる須田先輩がいたことを

私は、自分が精一杯過ぎて気付けなかったんだ…


ごめんね
須田先輩…

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