あなたを好きになれたから 
今はまだ
お前の顔を見て
笑うのは
ちょっと難しいけど。


ちゃんと
前に進むから。


お前の恋の応援が出来るようになるから。


いつか
お前が振ったことを
悔やむような
いい男になるよ。。。


「ちょっとだけ時間かかりそうだけどな」


はは…

俺は自嘲気味に笑って
ビールを流し込んだ。


店内に流れ聞こえる悲しげなジャズの音色が
俺の心の中を
奏でている気がした。
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