あなたを好きになれたから 
「江藤さんのことが、大好きです。」


言えた…


江藤さんは、
私が話し終えるまで
黙って聞いていてくれた。

そして


「平野さん。こんな俺に…ありがとう。
俺の気持ちを話すから、もう少しだけ、待っていてくれる?」


私の頭を
ポンポンと優しく
叩くと


仕事残ってるから。。


会社の中に
入って行った。


私は
気力を使い果たし
気が抜けた感じだったけど、
江藤さんの言葉を信じて 待つことにした。
< 261 / 307 >

この作品をシェア

pagetop