あなたを好きになれたから
「涼パパ~!お帰り!」
姪の鈴音が出迎えてくれた。
俺の兄貴の忘れ形見。
「あら!涼!
今日は早かったのね! チョコ、貰えた?」
そう言って
ちょっと意地悪く笑いながら話しかけて来るのは、 鈴音の母親で
兄貴が愛してやまなかった雅。
俺の高校の同級生でも、ある。
もちろん
【キッチン華】の2人とも同級生。
そして
俺が、秘かに好きだった人。
高校2年で同じクラスになった俺たち、4人は
何かと連れだって遊んでいた。
気立てもよく
勉強も出来て、明るい雅。将来は、建築関係に進みたいーーって夢を語っていた。
姪の鈴音が出迎えてくれた。
俺の兄貴の忘れ形見。
「あら!涼!
今日は早かったのね! チョコ、貰えた?」
そう言って
ちょっと意地悪く笑いながら話しかけて来るのは、 鈴音の母親で
兄貴が愛してやまなかった雅。
俺の高校の同級生でも、ある。
もちろん
【キッチン華】の2人とも同級生。
そして
俺が、秘かに好きだった人。
高校2年で同じクラスになった俺たち、4人は
何かと連れだって遊んでいた。
気立てもよく
勉強も出来て、明るい雅。将来は、建築関係に進みたいーーって夢を語っていた。