あなたを好きになれたから 
子供たちが元気いっぱいに遊んでる。


ベンチに座ってみていると、人が近づいてくる足音が聞こえた。


「平野…!?
お前、ここで何してるの?」


松沼先輩ーーー。。


「先輩こそ…
どうしてこの公園に!?」


「あ~
俺んち、この公園の前のマンションだからさ~
ここを突き抜けるほうが早いんだよ。」


確かに、
公園の向こうには
そびえ立つマンションが見える。


「おい。平野!!
何で泣いてる??」


肩に手を置かれたら
さっき、ようやく止まった涙が
また、流れ出してきた。
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