あなたを好きになれたから 
ふと窓の外に目を向けていた美奈ちゃんが


「あれ!?あの人…亜子の先輩じゃない!?」


と、指を指す。


「ん!?あ!ホント!須田先輩だよ!何処に行くんだろ~?」


「ねぇ!ちょっと声かけてみよっか!?」


イタズラっこのような瞳をさせた美奈ちゃんが
私を促す。


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