束縛、それが僕の愛情表現
そして話し終わった時、
なんとなく誰かにじっと見られてるような
視線を感じた。
話しているときは、話している事に夢中で全然気が付かなかったんだ。
軽く辺りを見渡してみるけど、誰もこっちを向いている人は
いなくて、気にしすぎだとこの時は気に留めなかった。
「そうだったんだ・・・」
「はい。最近悠矢に変わった事とかありませんでしたか?」
「うん。特には。」
「そうですか・・・」
「お待たせしました、キャラメルラテです。」
少し間が悪く店員さんが来た。
「ありがとうございます」
やっぱり晴菜が信じられないのかな・・・。
それとも、もう晴菜の事嫌いになったのかな。
そう思うと目に涙が滲んできた。
「殴られたりとかはしてない?」
「暴力はないです・・・」
「そっか、よかった。」
そう言って、本当に安心した。という様な顔をした。
「何かあったら俺に言ってね?何か協力できると思うから」
と頭を掻きながら恥ずかしそうに言った。