束縛、それが僕の愛情表現
いつもどんな時でもメンバーを信頼して

疑うことなんてしたことなくて、もちろん

悪く言うことなんてない悠矢が

メンバーの裕太さんを・・・貶した。

「でも、晴菜は嘘をついちゃったから・・・お仕置きね?」

頭に【?】を浮かべる間もなく、左の頬に鈍い痛みを感じた。

バシッ

「・・・え・・・」

一瞬、何が起きたのか分からなかった。

分かったのは左頬に痛みを感じるだけ。

「裕太と会うなら俺に許可を得ないとさぁ・・・ねぇ?」

「きゃっ」

「何話した?」

晴菜に顔を近づけ、低い声で聞いてきた。

「何話してたって聞いてんだよ。」

「・・・っ」

晴菜は言葉を詰まらせた。

まさか悠矢の束縛のことについて相談してたなんて
口が裂けても言えない。
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