束縛、それが僕の愛情表現
「裕太ってさ、こうゆうの鈍いよね?それともただ単にバカなだけ?ふっ・・・まーいいや。1つだけ忠告しておく。」

悠矢は僕の質問には答えずに、そう言って近づいてきた。

・・・?

後ろで何かいじってる・・・?

カチカチという音が聞こえる。

「悠矢・・・?何いじって・・・・」

「ふふふっ・・・」

僕の目の前まで来た時、首に何か冷たいものが当てられた。



【カッター】だった。


当てられたのは幸いにも刃の部分ではなくカッターを縦向きにして面積の広い部分を当てられていた。

「これの、刃の部分を裕太の首に、シュッ!・・・・ってやったらどうなるか、鈍い裕太でもわかるよね?」

悠矢は「ふふっ」と笑い、顔を僕の耳元に近づけた。

「いくらメンバーの、しかもリーダーでも

晴菜を取ったら殺すよ?」

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