束縛、それが僕の愛情表現
悠矢SIDE

シュッ・・・シュッ・・・

楽しい・・・嬉しい・・・晴菜を傷つけるのがこんなにも楽しい。

「すげー綺麗だよ。晴菜」

でも今日はなんだかおかしい。

いつもなら殴るだけで死ぬほど痛がるのに。

今日は何の抵抗の無ければ痛がる素振りもない。

なんだか不思議に思って、晴菜を見ると目は虚ろでだんだんとゆっくり閉じていってる。

「晴菜・・・?晴菜?!晴菜ってば!!」

名前を呼んでも返事は無い。いつもはどんなに声が出なくたって

力の無い声で俺の名前を呼んでくれるのに。

おかしい・・・。

何かがおかしい。

いつもと違う。



そうか・・・




晴菜が死ぬんだ・・・。
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