彼女は予想の斜め上を行く
勝負のプレゼン
金本さんと俺の共同企画案は、仮採用された。
すんなり通ったのは、レシピの完成度が高いから。
それと実は、密かに中島先輩の後押しがあったから。
スマートにさりげなくサポート出来る先輩は、やっぱり大人のイイ男だ。
一方のお子様でよくも悪くもない俺は……。
「だ、大丈夫ですか?金本さん」
本採用に向けてのプレゼンもいよいよ明日に迫るという日。
惚れた女に押し倒されてます。
《押し倒されてます》なんていうと聞こえは悪くない気もするけど…。
重い荷物を持って階段から足を滑らせた金本さん。
偶然階段の下にいて、慌てて金本さんを受け止めようとした俺。
上手いこと受け止めきれず、共倒れ。
これが全ての真実。
きっとこれがあの完璧な男なら、華麗に抱き止めていたに違いない。
すんなり通ったのは、レシピの完成度が高いから。
それと実は、密かに中島先輩の後押しがあったから。
スマートにさりげなくサポート出来る先輩は、やっぱり大人のイイ男だ。
一方のお子様でよくも悪くもない俺は……。
「だ、大丈夫ですか?金本さん」
本採用に向けてのプレゼンもいよいよ明日に迫るという日。
惚れた女に押し倒されてます。
《押し倒されてます》なんていうと聞こえは悪くない気もするけど…。
重い荷物を持って階段から足を滑らせた金本さん。
偶然階段の下にいて、慌てて金本さんを受け止めようとした俺。
上手いこと受け止めきれず、共倒れ。
これが全ての真実。
きっとこれがあの完璧な男なら、華麗に抱き止めていたに違いない。