彼女は予想の斜め上を行く
「あっ、お疲れ様」
「出たな。抜かりない斜め上向き女め」
「は?なに?」
金本さんは、先輩の言葉に怪訝そうな表情を浮かべた。
あの後、先輩も業者との打ち合わせに急遽立ち会うことになり開発課へ去っていった。
「葵に変なことすんなよ?」
小さな声でしっかり釘を刺して。
「ね?どうだった?」
金本さんは不安げな表情で、プレゼンの結果を伺う。
「バッチリっす!」
Vサインを浮かべてた言った俺の言葉に、安堵の表情を浮かべる。
「それと《la neige》のアレンジ。あれも商品化されることになりました」
A4サイズの封筒の中身は、昨日俺が試食したブルーベリーピューレの入った《la neige》のアレンジ案だった。
「あっ。あれも採用されたんだ…」
「もうお偉いさん方に大絶賛」
「そうなんだ?」
「そうなんです」
「出たな。抜かりない斜め上向き女め」
「は?なに?」
金本さんは、先輩の言葉に怪訝そうな表情を浮かべた。
あの後、先輩も業者との打ち合わせに急遽立ち会うことになり開発課へ去っていった。
「葵に変なことすんなよ?」
小さな声でしっかり釘を刺して。
「ね?どうだった?」
金本さんは不安げな表情で、プレゼンの結果を伺う。
「バッチリっす!」
Vサインを浮かべてた言った俺の言葉に、安堵の表情を浮かべる。
「それと《la neige》のアレンジ。あれも商品化されることになりました」
A4サイズの封筒の中身は、昨日俺が試食したブルーベリーピューレの入った《la neige》のアレンジ案だった。
「あっ。あれも採用されたんだ…」
「もうお偉いさん方に大絶賛」
「そうなんだ?」
「そうなんです」