社長と秘密の生活


もう1人の男が私の背後に回った。

えっ!?

………何する気!?


目の前の男に両腕を掴まれている私は、

後ろを気にする余裕が無い。


すると、後ろの男が私の両腕を掴んで来た。

!!!!!

――絶対絶命。

前の男は空いた手で、私のスカートの中に手を入れて来た。

うっ……気持ち悪い。

太腿を下から上へ、ゆっくりと撫でる感じに。

あまりの嫌悪感に全身が粟立つ。


内腿を撫でる男の手は、ガサガサで時より肌がピリッと痛む。

執拗に撫で回す手はお尻へと移動した。

身体を密着させ、後ろ手に拘束した挙句、

無防備な私の身体を執拗に撫で回す。

お尻を撫でる手が今にも……。


――――もうムリ!!

これが最後よ!!

これでダメなら諦める!!


私はお腹の底から、これ以上ないくらいの声で叫んだ。


< 113 / 557 >

この作品をシェア

pagetop