社長と秘密の生活


さらに赤く頬を染めて俺の胸に顔を埋めた。

……だから、そんな仕草されたら堪んねぇんだって!!

分かってんのかなぁ?

ホント、無意識で俺を誘い込む。

マジで俺は…理性を制御出来そうに無い。


けれどついさっき、“初めて”を経験した杏花。

幾らなんでもムリだろ。

杏花が経験済みの女だったら完全に襲ってる。


「ごめん……」


杏花は恥ずかしそうに…


「やっぱり……私じゃ物足りなかった?」


……はっ!?今、何て??

“私じゃ物足りなかった?”…だぁ?

あ゛ぁぁぁ―――!!

どうしてくれよう……この娘!!

男にそんな事言ったらダメなんだって!!


「ごめん……物足りないワケじゃ…」


俺の正直な身体がそう思わせているんだろう。

けど、これは……物足りないんじゃなくて…。

なんて言うか……あ゛ぁぁあぁぁ――!!

どうしたらいいんだぁ~~~!!


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