社長と秘密の生活


「要?今日は遅いから、早く寝ないと…」

「あぁ」


杏花が俺の背中を軽く叩きながら…


「何か食べる?お腹空いてない?」


杏花は俺の腕の中で甘い声で話しかけてくる。


「ん??」


しかも、俺の好きな表情で…。

俺って、杏花にベタ惚れかも。

杏花は俺の身体を心配してるのに、俺は杏花を抱くことばかり考えてる。

男って、こんなもんか?


「要?聞いてるぅ?」


杏花は甘い声で俺の名を…。


「ねぇ、聞いてるぅ~?」


少し背伸びをして俺の顔を覗き込んだ。


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