社長と秘密の生活


「お腹空いてないなら、もう遅いし…寝よ?」


寝よ?……だぁ?

―――――カチッ。

完全にスイッチが入っちゃったじゃねぇか!!


「あぁ、そうだな」

「キャッ!!えっえっ!?要っ、何?!」


俺は軽々杏花を抱き上げ、寝室へ。

杏花はほんのり頬を赤くして、俺に抱きついてる。

照れている顔も色っぽい。

それに俺にしがみつく杏花は、

俺の首筋に無意識にキスをしている。


コレがたまんねぇんだよなぁ……。


俺はニヤケそうな顔を必死で堪え、

杏花を落とさないようにしっかり抱いて、

寝室へと続く階段を上った。


< 165 / 557 >

この作品をシェア

pagetop