社長と秘密の生活
「お腹空いてないなら、もう遅いし…寝よ?」
寝よ?……だぁ?
―――――カチッ。
完全にスイッチが入っちゃったじゃねぇか!!
「あぁ、そうだな」
「キャッ!!えっえっ!?要っ、何?!」
俺は軽々杏花を抱き上げ、寝室へ。
杏花はほんのり頬を赤くして、俺に抱きついてる。
照れている顔も色っぽい。
それに俺にしがみつく杏花は、
俺の首筋に無意識にキスをしている。
コレがたまんねぇんだよなぁ……。
俺はニヤケそうな顔を必死で堪え、
杏花を落とさないようにしっかり抱いて、
寝室へと続く階段を上った。