社長と秘密の生活


杏花をベッドに下ろすと、頬をますます赤く染めた。

少し潤んだ瞳で俺を見上げる。

キャミワンピを着ている杏花の足がスカートの裾からチラリと見える。

26年生きて来て、これほどまでにハマった女はいなかった。

華奢で可愛いと想えば、妖艶な瞳をしたり。

なんて………女だ……。


「要?」


その俺の名前1つ呼ぶのも計算か?

杏花は大きく目を見開きながら、

『ん?』と、小首を傾げた。


このタイミングでその仕草。

……恐ろしい女だ。


俺は杏花の指に自分の指を絡ませ、覆い被さるように

杏花の小さな桜色の唇にキスを落とした。



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