社長と秘密の生活


すると、再び杏花が


「っう゛っく…ゃだよぅ…っんぐ…っ」


―――ヤバい、可愛いすぎ。

俺の胸で寝ながら…俺の事を。

しかも、他の女に取られたくなくて泣いてるし。


杏花が俺のこと、

そんなに思ってくれてるなんて

………知らなかった。


俺だけ、凄く思ってるとばかり。

俺は杏花をそっと抱きしめた。

―――安心出来るように。


そして背中を優しく擦って、

柔らかい髪にキスを落とす。


今、俺……超感動してる。


女に嫉妬される事は今まで腐るほどあったが、

別にそれで心が動かされる事は無かった。


どちらかと言えばウザかったし。

フッ……マジで凄ぇ~幸せ。


< 200 / 557 >

この作品をシェア

pagetop