社長と秘密の生活
すると、再び杏花が
「っう゛っく…ゃだよぅ…っんぐ…っ」
―――ヤバい、可愛いすぎ。
俺の胸で寝ながら…俺の事を。
しかも、他の女に取られたくなくて泣いてるし。
杏花が俺のこと、
そんなに思ってくれてるなんて
………知らなかった。
俺だけ、凄く思ってるとばかり。
俺は杏花をそっと抱きしめた。
―――安心出来るように。
そして背中を優しく擦って、
柔らかい髪にキスを落とす。
今、俺……超感動してる。
女に嫉妬される事は今まで腐るほどあったが、
別にそれで心が動かされる事は無かった。
どちらかと言えばウザかったし。
フッ……マジで凄ぇ~幸せ。