社長と秘密の生活



和成は大学の同期で今は弁護士をしている。

俺の1番の親友であり、会社の顧問弁護を任せている。

公私共に何でも話せる唯一の男。

弁護士家系で秀才のエリート。



和成の勤務先・宮本弁護士事務所へ到着。


「カズ、悪いな?忙しいのに…」

「いや、平気だよ。で、何?何かあったのか?」

「修矢に杏花の存在がバレたっぽい」

「マジで!?……何で!?」

「最近、俺が女遊びしてないから、クラブの女が噂したらしくて…」

「…そうかぁ。で、どうするんだ?」

「カズに頼みがある」

「ん?」


俺は深呼吸し、意を決して――――


< 233 / 557 >

この作品をシェア

pagetop