社長と秘密の生活


宮本さんは私を自宅に残して仕事へ戻って行った。


部屋に取り残された私は何もする事が無く、暫く窓の外を眺めていた。


夕日が綺麗。

今頃、要は何してるかなぁ。


私を守ってくれているんだから、文句は言えない。

だけど、見知らぬ男の人と生活だなんて……。


要は心配じゃないの?

宮本さんは“手を出さない”って言ってくれたけど…。

それでも、やっぱり……心配。

要のいない生活だなんて……寂しいよぅ。


自然と視界が歪んで来る。


まだ始まったばかりなのに……。


こんなんじゃ……ダメなのに……。


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