社長と秘密の生活



……ん?……待てよ?!

『落ちねぇ男はいねぇだろ』って言ったか?

まさか……和成……落ちてねぇよな?


俺は心配になり夢中で、


「……変な気…起こしてないよな?」

「バーカ。そこまで飢えてねぇよ!!けど、お前が限界なんじゃねぇの?」

「あぁ、すでに限界。禁断症状出てる」

「マジで!?」

「マジマジ。すんげぇマジ!!」


俺は声のトーンを上げて自己主張。


「じゃあ、今夜あたりどうだ?」

「いいかぁ?」

「あぁ、杏花ちゃんも限界だろ?ちょっと、荒療治だけど仕方ねぇよな?」

「あぁ。頼む!!」

「それじゃぁ、今夜決着つけますか?」

「おぅ!!」


和成の救世主とも思える発言で、

ブルーからブラックになりかけていた俺の心がピンクに染まる。

そして………


「20時に“CROSS”で」

「OK!!じゃあ」


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