社長と秘密の生活


店内奥のテーブル席はいつの間にか、俺の周りを女で埋め尽くす状態に。

中でも1番キレイ目な女を隣りに座らせ、

俺はその女と“いい雰囲気”を醸し出した。


すると―――――、


「久しぶりだな?要……」


声を掛けて来たのは、俺が待ちかねていた修矢。

そう、ここは修矢のお気に入りの店。

最近、週3日は通っているという情報をゲットして…


「あぁ、いつぶりだ?」

「春の花見の時以来か?」

「だな?」

「今日は彼女連れじゃないのか?」

「彼女?どいつのことだ?」


修矢はさり気なく“彼女”の話題に。

俺は予想していた為、サラッとかわす。


すると、


「えぇ~っ!?彼女いるのぉ!?」


隣りの女が声を上げた。


「フフッ、どうかな?ヒミツ?!」


俺は女の耳元で優しく囁いた。


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