社長と秘密の生活


「へぇ~」


要は少し小馬鹿にした感じに。


「へぇ~って……」

「杏花、もう黙って」

「えっ!?」

「俺、身も心も杏花を感じたい」


覆い被さるように見下ろされ、要の熱い視線が私を捕らえる。


ゆっくり髪を梳かれて…

 耳から頬へ

   頬から唇へ

     要の指先が…

私の身体が要の指先に反応し始めた。


「……うん///////」


妖艶な笑みを浮かべて、要はゆっくり唇を重ねた。

重なる部分が、触れる場所が甘く痺れる。

抱きしめられる心地良い温もり。


「ヤバッ……久しぶり過ぎてマジ感動」


要の言葉がますます私に火をつける。

私は全身で要の温もりを感じたくて、

要の胸に顔を埋め、抱きしめ返した。


久しぶりに感じる要は凄く優しくて。

身体が勝手に要を求め始める。


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