社長と秘密の生活



女の名前が幾つか?!

女の……名前…………。

まぁ、知られても困る相手はいないな。


俺は女が電話を切ったのを見届けて、

足早に浴室に戻った。


さて、これからどうするか……?

いくら何でもあんな女を抱く気はねぇ。

っつーか、杏花以外抱く気は微塵もねぇが…。


プライベート用の携帯から、

沢田に連絡して電話を掛けさせるか?

仕事だと言えば、諦めるだろうし…。


ってか、あの女は修矢が好きなのに、俺とホテルって?!

頭………どうかしてるだろ?

俺に襲われるとは考えてねぇのか?



俺は簡単にシャワーを済ませ、部屋に戻ると―――、


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