社長と秘密の生活


杏花の唇は柔らかくて……俺を誘惑する。


久しぶりの杏花とのキスは、

俺の理性をいとも簡単に奪い去る。


杏花はますますパニックになり、

俺を叩こうと片手を上げた。


俺はすかさずその腕を掴み、杏花の耳元で


「杏花…」


杏花は身体をビクッとさせながらも、


「か……な…めっ??」


久しぶりに聞く杏花の声。

それも甘い声で俺の名を呼んだ。


俺は心の底から満たされ…


「正解!!」


俺は堪らず、杏花を強く抱きしめた。



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