社長と秘密の生活


私は何をして良いか分からず、ただじっとソファに座り

……窓の外を眺めていた。


村岡さんは、食事の準備とお風呂の用意、寝室の掃除を済ませ帰って行った。



再び部屋に1人残された……私。


ダイニングテーブルの上には、とても美味しそうな食事が2人分用意してあった。


ぐぅ~ぅ~。

―――――――お腹空いたなぁ。


考え事を沢山して頭を使ったからかな?

少しくらい……平気だよね?


誰も居ないのをいい事に、里芋の煮物を1つ摘まんだ時だった。


カチャッ。


「ただいま」



…………へ?


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