社長と秘密の生活


杏花を抱きかかえ、洗面室からリビングのソファへ。

俺は杏花を抱えたままソファに座った。


杏花を膝に乗せた状態で


「要?どうして?なんでいるの?和成さんは?夢じゃないよね?」

「シッ!!今は黙ってて?」


俺は人差し指を杏花の口元にあて、

杏花の首筋に顔を埋めた。


「ッん!!……」


久しぶりの杏花の甘い香り。

久しぶりに聞く杏花の甘い声。

久しぶりの杏花の柔らかい肌。


―――全てが俺を痺れさせる。


杏花は首が弱い。

自然と甘い声が漏れる。


俺は無意識に唇を這わせて…

甘い余韻を噛みしめる。


すると、


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