社長と秘密の生活


杏花の舌先を執拗に追い求め、

捕らえたそばから吸い上げる。


杏花は頬を真っ赤に染め上げ

無意識に俺を煽るように……。


時よりびくんと身体を震わせ、

潤んだ瞳で俺の視線を奪い去る。


これ以上無いほどに嬉しくて堪らない。



そっと身体を離すと……恍惚の表情で俺を誘う。


俺の身体は“杏花探知機”を搭載しているようだ。

杏花の身体がビクッと震えるのを察知し、

杏花の体温が上昇するのをサーモグラフィで感知。


杏花から漏れ出す甘美な声に、

すでに探知機から警告音が鳴り響いて…。


俺は無意識にドレスの上から手を彷徨わせ、

肌蹴た背中から手を滑り込ませた。


久しぶりの心地良い感触に身も心も満たされる。


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